突き抜けるような青空と眩しい太陽の8月の和歌山には、身も心も一気にヒンヤリさせてくれる極上の「絶景涼スポット」と、この時期にしか味わえない「感動の旬の味覚」が目白押し。体感型の涼しいアクティビティから息をのむ夏限定の景色、今しか出会えない極上スイーツまで、8月の和歌山を100%味わい尽くす旅のプランをご紹介します。
日本で唯一体験できる「北山川観光筏(いかだ)下り」
和歌山県の飛び地として知られる自然豊かな北山村ですが、ここでしか体験できない夏の超・名物アクティビティが「北山川観光筏下り」です。かつて伐採した木材を運ぶために培われた伝統技術を、そのまま観光体験として現代に蘇らせたもので、なんと日本全国を探しても体験できるのはここ北山村だけです!

スリル満点の川旅へ
乗船するのは、丸太を何本も組み合わせて作られた一見とてもシンプルな木製の筏です。ライフジャケットを装着し、熟練の筏師さんが巧みに操る筏に乗り込んだら、いざスリル満点の川旅へ出発です。ゆったりとした流れの場所では、美しいエメラルドグリーンに輝く清流と両側にそびえ立つ雄大な山々の絶景を贅沢に眺めることができます。
しかし、ひとたび激流スポットへ差し掛かると雰囲気は一変するんです!「しっかり掴まってくださいね!」という筏師さんの声とともに、バシャバシャと激しい水しぶきが身体中に降り注ぎます。足元から直接伝わる川の振動と豪快な水のインパクトはアトラクションのようです!全身びしょ濡れになりながら叫んで笑えば、夏の暑さなんて一瞬で吹き飛んでしまいます。
乗船中は水に濡れることが前提となるため、濡れても良い服やマリンシューズでの参加が必須です。着替えの準備もしっかり整えておきましょう。
和歌山県の飛び地・北山村で日本全国唯一体験できる観光筏下り。大自然のパワーを肌で感じながらスリルと涼しさを同時に堪能できる。
2億5千万年前のロマンが眠る「戸津井(とつい)鍾乳洞」
真夏の太陽が照りつける屋外から一歩足を踏み入れた瞬間、思わず「涼しい!」と声を上げてしまう秘密のスポットが由良町にある「戸津井鍾乳洞」です。ここは、およそ2億5千万年前(ペルム紀)の古生代石灰岩で形成されたとされる大変歴史ある鍾乳洞です。洞窟内の気温は年間を通して15℃前後に保たれており、真夏の8月にはクーラーが効いた部屋に入ったかのような、ひんやりとした涼感が体を包み込みます。
凝縮された神秘の世界
洞窟自体は全長約100メートルほどとコンパクトな造りですが、その分見どころがギュッと凝縮されています。足を踏み入れると、ひんやりとした静寂の中で天井からぽたりと落ちる水滴の音が響き、どこか神秘的な世界へ引き込まれる感覚を味わえます。薄暗い洞内を照らすライトに浮かび上がるのは、途方もない年月をかけて形作られた鐘乳石や石筍たちです。

数ミリ伸びるだけでも途方もない時間を要する自然の造形美を目にすると、地球の途方もない歴史とロマンを感じずにはいられません。天井が低くなっているスリル満点の細い通路もあり、本物の探検家になったかのようなワクワク感を味わえるのも魅力のひとつです。大きな観光地のように混雑しすぎず、自分のペースでゆったりと静かに鑑賞できるのも嬉しいポイントです。
古生代石灰岩で形成された鍾乳洞。洞内は年間を通して15℃前後、外の猛暑をすっかり忘れて太古のロマンに浸る地底探検が楽しめる。
真夏に咲き誇る「和歌山のひまわり畑」
夏の和歌山を訪れたなら、この時期にしか出会えない太陽の恵みあふれる黄金色の絶景も見逃せません。県内各地には8月に見頃を迎える広大なひまわり畑が点在しており、訪れる人々に元気を届けてくれます。青く澄み渡る夏の空と、どこまでも青々とした山々、そして一面に広がるビビッドなイエローのコントラストは、どこを切り取っても絵になる美しさです。

夏だけの特別な一枚を
一斉に太陽に向かって背筋を伸ばし、大輪の花を咲かせるひまわりたちの姿は見ているだけで胸がパッと明るくなるようなエネルギーに満ちています。遊歩道が整備されている場所も多く、花々に囲まれながら散策を楽しんだり、夏の思い出に残る特別な写真を撮影したりするのにぴったりです。麦わら帽子をかぶって一面の黄色い絨毯の中に立ち撮る写真は、SNS映えも抜群です。
日差しを遮る場所が少ないため、帽子や日傘を持参し、こまめな水分補給を心がけましょう。
比較的気温が上がりきらない早朝に訪れると、朝露に濡れた生き生きとしたひまわりを楽しめます。
見頃のピークはその年の気候によって少し前後するため、事前に開花状況をチェックしてからお出かけするのがスムーズです。
「あら川の桃」を使った贅沢かき氷
たくさん遊んで涼を楽しんだ後は、8月に最盛期を迎える和歌山が誇る夏の味覚を堪能しましょう。全国的にも有名なブランド桃「あら川の桃」を贅沢に使った「桃のかき氷」は、この時期に和歌山を訪れたなら絶対に味わいたい極上スイーツです。紀の川市の桃山町を中心に栽培される「あら川の桃」は、ジューシーな甘みととろけるような柔らかい果肉、そして芳醇な香りが特徴です。特に8月上旬から中旬にかけて出荷される品種は甘みがギュッと凝縮されており、一番美味しい時期を迎えます。
惜しみなく使った名物かき氷
そんな獲れたての完熟桃を惜しみなく使用した名物のかき氷は、見た目からインパクト抜群!ふわふわに削られた氷の上には、フレッシュな桃の果肉がこれでもかとゴロゴロ載せられ、特製の濃厚な桃シロップや練乳がたっぷりとかけられています。スプーンですくって一口食べれば、口いっぱいに広がる果汁の甘みと香りに思わず笑みがこぼれてしまうはずです。

氷のひんやりとした口溶けと完熟桃のみずみずしさが口の中で溶け合い、暑さで疲れた体に優しくしみわたります。地元のカフェや道の駅などでは、お店ごとに工夫を凝らしたオリジナルの桃かき氷が提供されているため、食べ比べを楽しんでみるのも一興です。
大人気のため行列ができることも多いですが、並んででも食べる価値のある至高の味わいは夏の和歌山でしか出会えない限定の味なので、ぜひお腹いっぱい堪能してください。

