季節を楽しむ
和歌山市の北端に位置する「和歌山市森林公園」は、豊かな緑と静寂に包まれた癒やしのスポットです。初夏になると約1万株もの色鮮やかなアジサイが咲き誇り、木漏れ日が差し込む場所や霧がかった斜面など、場所によって表情の違う花々に出会えます。
梅雨の季節、1万株のアジサイが公園を彩る
アジサイは雨の日や雨上がりが格別です。花に残る水滴が宝石のようにキラキラと輝き、晴れの日とはまた違ったしっとりとした情緒を感じさせてくれます。恐竜の質感も、曇り空の下の方がよりリアルに映えます。
土壌が決める花の色
アジサイの花の色は土壌の性質によって変化します。酸性土壌では青〜紫に、アルカリ性に近づくほどピンクへと移り変わります。公園内を歩くだけで、場所ごとに異なる色の花々に出会えるのも楽しみのひとつです。
探し出せ!
公園のシンボルともいえる実物大の恐竜オブジェが、アジサイの中にそっと佇んでいます。それぞれの恐竜に合わせた撮影アングルを押さえておくと、見違えるような一枚が撮れます。
アジサイの花越しにローアングルで捉えると、ジャングルの中で獲物を探すような野生味あふれる一枚に。下から見上げるほど迫力が増します。
遠くからでも見つけやすい長首の巨体。青や紫のアジサイを前ボケにして撮影すると、巨大な体がふんわりとした幻想的な雰囲気に包まれます。
子供たちに大人気のがっしり体型。視線の先にアジサイが映り込むよう配置すると「お花を眺めて休憩中」のようなストーリー性のある写真が撮れます。
恐竜をアジサイ越しに狙う黄金アングル
「大きな恐竜をスマホできれいに撮るのは難しそう…」と感じるかもしれませんが、コツさえつかめば幻想的な写真を誰でも撮影できます。3つのテクニックを押さえておきましょう。
「アジサイの隙間」を狙う
アジサイの株のすぐ後ろに立ち、レンズを花びらにギリギリまで近づけます。画面の恐竜をタップしてピントを合わせると、手前の花がふんわりボケて奥行きのあるプロ仕上がりに。
恐竜の迫力を引き出す
スマホを逆さまに持ち、レンズを地面に近づけて下から見上げます。恐竜の巨大さが際立ち、アジサイの絨毯からひょっこり顔を出したような物語性ある一枚に。
アジサイの色で印象を変える
青色のアジサイならクールでミステリアスな印象に、ピンクなら優しくドラマチックな雰囲気に。好きな色の花を探して、その隙間から恐竜を覗いてみてください。
アジサイの花びらは光を反射しやすいため、晴天より曇りの方が花の色がしっとりと鮮やかに映ります。霧がかったような公園の空気感は恐竜のミステリアスな魅力を一層引き立て、太古の世界にいるような雰囲気が生まれます。雨上がりを狙って訪れるのがベストです。
「歩きやすい靴」で行くべき理由
市街地から少し離れた自然豊かな場所にある和歌山市森林公園。アクセスとともに、快適な散策のために知っておきたいポイントをご紹介します。
カーナビは「和歌山市森林公園」で設定。駐車場は無料ですが、アジサイの見頃(6月上旬〜下旬)は混雑するため早めの到着がおすすめです。
ただし駅から公園までは距離があり、急な坂道も多いため、駅からタクシーを利用するのが現実的です。事前にタクシーの手配を検討しましょう。
人気のフォトスポットですので、三脚を使用する際や長時間同じ場所で撮影するときは、他の方の迷惑にならないよう譲り合って楽しみましょう。
公園はとても広く、恐竜は山の斜面や広場などあちこちに配置されています。坂道も多く、梅雨時は地面が湿っていたり、舗装されていない土道もあります。ヒールやサンダルではなく、滑りにくいスニーカーやウォーキングシューズで来ることが、一番大切な準備です。
太古の森と梅雨の花が出会う、
ここだけの絶景へ
- 約1万株のアジサイと実物大の恐竜オブジェが共演する、和歌山市森林公園ならではの幻想的な景色
- 見頃は6月上旬〜下旬。晴れより曇りや雨上がりの方が花の色が鮮やかに映え、恐竜の質感もリアルに見える
- スマホ撮影の黄金テク:前ボケ・ローアングル・アジサイの色選びの3つを押さえるだけで別次元の写真に
- 車なら市街地から30〜40分。混雑を避けるため早朝到着がおすすめ。公共交通なら加太駅からタクシーで
- 坂道・湿った土道が多いため、必ず履き慣れたスニーカーで。足元が安心だと写真も思い切り楽しめる

