電気・ガス代「補助金再開」で我が家の家計はどう変わる?

家計支援 · Energy Subsidy 2026

電気・ガス代「補助金再開」
我が家の家計はどう変わる?

「最近、電気代の請求書を見るのが本当に怖い…」そうため息をついている方も多いのではないでしょうか。記録的な猛暑やエネルギー価格の高騰が重なり、エアコンが手放せない夏は家計へのダメージが深刻ですよね。そんな中、政府による「電気・ガス料金支援(補助金)」がこの夏に再び実施されることが決定しました。いつから、いくらお得になるのか、具体的なシミュレーションや節電アイデアまで徹底解説します。

01
What Is It?

7月からスタート!
「電気・ガス料金支援」ってなに?

そもそも「電気・ガス料金支援」という言葉、ニュースで耳にしたことはあっても、イマイチ仕組みがピンとこない方も多いですよね。超シンプルに言うと、これは「急激なエネルギー価格の上昇から、私たちの暮らしを守るための国からのサポート制度」です。

国際的な情勢の不安定化や円安の影響で、電気や都市ガスの原料となる燃料の価格は高騰し続けています。もしこれをそのまま基本料金や従量料金に上乗せして請求してしまうと、家計が一気にパンクしかねません。そこで国が一時的に予算を出し、電力会社やガス会社に対して「電気・ガス代の単価をその分安くして請求してください」と支援を行っているのが、この制度の仕組みです。

支援期間
3か月
7月〜9月使用分
標準家庭の負担軽減(試算)
約5,000円〜
3か月合計
昨年夏比
約1.5
2025年夏比で手厚い支援
なぜ「再開」なのか?

冬場(1月〜3月使用分)にも同様の支援が行われていましたが、一度は春に終了していました。しかし「このまま猛暑に突入したら、エアコン使用で熱中症のリスクが高まるだけでなく、国民の家計がもたない」という判断から、電力需要がピークに達する夏に向けて、政府が緊急の「再開」を決定しました。


02
Simulation

いくら安くなる?
3か月間で5,000円の負担軽減に

一番気になる「結局、我が家の電気・ガス代はいくら安くなるの?」という疑問にお答えします。具体的な補助単価はこちらです。

使用月 電気(低圧・一般家庭) 都市ガス(一般家庭)
7月使用分(8月請求) 3.5円 / kWh 14.0円 / m³
8月使用分(9月請求)Peak 4.5円 / kWh 18.0円 / m³
9月使用分(10月請求) 3.5円 / kWh 14.0円 / m³

「1kWhあたり3.5円」と言われてもピンとこないですよね。4人家族(電気400kWh・都市ガス30 m³/月)をベースにシミュレーションしてみましょう。

July · 7月使用分(8月請求)
通常月の使用量ベース
電気代:400kWh × 3.5円 −1,400円
ガス代:30 m³ × 14.0円 −420円
合計値引き −1,820円
August · 8月使用分(9月請求)― ピーク月
エアコン稼働で電気500kWhと仮定
電気代:500kWh × 4.5円 −2,250円
ガス代:30 m³ × 18.0円 −540円
合計値引き −2,790円
September · 9月使用分(10月請求)
通常月の使用量ベース
電気代:400kWh × 3.5円 −1,400円
ガス代:30 m³ × 14.0円 −420円
合計値引き −1,820円
3か月合計のシミュレーション結果

このシミュレーションを合計すると、3か月間で6,430円もお財布に優しくなる計算になります!昨年の夏(2025年夏)の支援額は3か月合計で約3,340円程度でしたので、今回の2026年夏の支援は昨年比でなんと約1.5倍も手厚い内容になっています。


03
No Application Needed

面倒な手続きは?
「申請不要」で自動値引きの仕組み

「国の補助金や支援金って、いつも申請書類をたくさん書かされたり、オンラインでややこしい登録をしたりしなきゃいけないから面倒…」そうやって身構えてしまう方も多いかもしれません。でも安心してください。

申請・手続きは一切不要です

補助金は電力・ガス会社に直接交付され、毎月の請求額から「自動的に」値引きが行われます。私たちはいつも通り使い、いつも通り支払うだけでOKです。

なぜなら、この補助金は私たち消費者に直接配られるのではなく、あらかじめ電力会社や都市ガス会社に交付されているからです。それぞれの会社が、国から受け取った支援金を使って、契約者の毎月の請求額から「自動的に」値引きを行ってくれます。「本当に引かれているのかな?」と心配な方は、8月以降に届く検針票やWebのマイページで「ご利用明細」を確認してみてください。多くの場合、明細の備考欄などに「電気・ガス料金支援による値引き額:〇〇円」といった文言が記載されます。

値引きの反映タイミングに注意

制度自体は「7月使用分」から始まりますが、実際に請求書で値引きが反映されるのは、多くのご家庭で「8月請求(8月検針)分」からになります。電気やガスの料金は「使った月の翌月」に請求が来るサイクルが一般的だからです。「7月の請求書を見たのに安くなってない!」と焦る必要はありません。慌てず、8月から10月にかけての請求書をチェックしてみてくださいね。


04
Energy Saving Tips

油断は禁物!
補助金があっても意識したい夏の節電アイデア

補助金を賢く活かしつつ、お財布と地球をしっかり守るための、今日からできる無理のない夏の節電アイデアをご紹介します。

Tip 01 · エアコン効率
エアコンの「風量設定」と「フィルター」を見直す

フィルターがホコリで目詰まりしていると、冷やそうとするパワーが余計に必要になり、それだけで約5〜10%も電気代がムダになってしまいます。2週間に1回を目安に、掃除機でホコリを吸い取るだけでもかなりの効果があります。また設定温度を下げる前に、まずは風量を「自動」に設定しましょう。微風のまま運転を続けるよりも、自動運転で一気に部屋を冷やし、その後は微風に切り替える方が電気代は圧倒的に安く済みます。

Tip 02 · 室外機
室外機のまわりを「すっきり」&「日よけ」

意外と忘れがちなのが、外にあるエアコンの「室外機」です。室外機の周りに荷物や植木鉢が置いてあって空気の通り道が塞がれていると、熱を外に逃がす効率が悪くなり、エアコンの稼働に大きな負担がかかります。室外機の周囲はできるだけ広く開けておきましょう。さらに、ダイレクトに直射日光が当たっている場合は、市販の室外機用日よけカバーやすだれなどで影を作ってあげるだけで、冷房効率が大幅に向上します。

Tip 03 · 空気循環
「サーキュレーター」や「扇風機」とのダブル使い

冷たい空気は部屋の下の方に溜まりやすい性質があります。エアコンの風向きを「水平」または「上向き」に設定し、サーキュレーターや扇風機を同時に回して部屋全体の空気を循環させましょう。これだけで肌感温度が下がり、エアコンの設定温度を1度上げても同じように涼しく過ごせます。ちなみにエアコンの設定温度を1度上げると、約10%の節電につながると言われています。

まとめ

  • 2026年7月からスタートする夏の電気・ガス補助金は、3か月間で合計約5,000円〜(使用量次第でそれ以上)の負担軽減。昨年夏の約1.5倍という手厚い支援内容
  • 申請・手続きは一切不要。電力・ガス会社が自動的に値引きしてくれる。いつも通り使って、いつも通り払うだけでOK
  • 値引きの実感は「8月〜10月請求分」から。7月の請求書で安くなっていなくても焦らないこと
  • 節電の基本はフィルター掃除・室外機まわりの整理・サーキュレーター併用の3つ。設定温度1度アップで約10%の節電効果
  • 熱中症予防のためにもエアコンは我慢せず、賢く使おう。補助金の恩恵をフルに受けながら、この酷暑を快適に乗り切っていきましょう